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【レポート】 エルグベンチャーズのテレワークについて

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エルグベンチャーズでは新型コロナウイルス感染症の影響により「テレワーク」の導入を前倒しで実施しました。その実際と問題点についてレポートします。
■背景
■テレワークに最も重要なPC
■ネットワーク環境の整備
■新しいコミュニケーションの形
■問題点
■テレワーク環境(ビデオ会議)の質を良くするアイデア
■最後に

 

■背景

厚生労働省が発表した「働き方改革」。労働環境の変化に対応する事は我々にとっても重要な経営課題であり、プロジェクト化した上で段階的に取り組みを進めていました。その矢先の令和2年4月7日に緊急事態宣言が発出。当初の予定より前倒しでテレワーク実施を決定しました。

■テレワークに最も重要なPC


 テレワークにおいてノートPCの性能は業務パフォーマンスに最も影響します。従来、我々が採用していたPCはオフィスのフリーアドレス化と案件対応による一時的な持ち出し対応を目的としたものでしたが、2020年2月に働き方改革への本格的な対応のためのステップとして常に携行しても負担が少ない小型・軽量のPCを新たに導入しました。2020年4月の緊急事態宣言前にテレワーク対応のPCへ移行完了していた事は我々にとってとても幸運でした。

■ネットワーク環境の整備

 テレワークのためのワークスペース実現にはネットワーク環境の構築が大切です。業務に必要な基本データはオンラインストレージに移行済みでしたが、本部のデータベースアクセスのためにVPNを本格導入しました。

■新しいコミュニケーションの形


 以前よりOffice 365を導入していたためMicrosoft Teamsを採用しました。朝礼や主な会議体はTemasへ移行し新しいコミュニケーションがスタートしました。スマートフォンにも対応しているため資料もライブで共有できるようになりました。

■問題点

・場所が必要

 テレワークは主に働く場所によって効果を得られますが、新型コロナウイルス発生の影響による外出自粛という制限は、自宅をテレワークの場所として適した環境にする必要がありました。

 

・ネットワーク環境

 VPNを導入しましたが接続が不安定な事例が発生しました。ネットワーク環境の最適化は実際に使用検証しながら進めました。

 

・メリット・デメリットの理解

 テレワークは新型コロナウイルスの影響で前倒しで導入されました。我々はこの問題が落ち着いたら冷静にメリット・デメリットを見極める必要があります。

■テレワーク環境(ビデオ会議)の質を良くするアイデア

 業務用映像機器を多く取り扱う我々はハード面で質を良くする事について多くのノウハウを持っています。そのヒントをいくつか紹介します。

 

・ヘッドセット

 会議において最も大切な要素の一つに音声があります。円滑なコミュニケーションのためにはレイテンシが少ない有線接続のヘッドセットがおすすめです。周囲の環境が許すならオープンイヤータイプを選ぶと長時間の装着でも圧迫感なく作業ができます。機動性を重視するならBluetooth接続のインホンタイプも良いですがバッテリー状態の確認が必要などチェックポイントが異なる点に注意が必要です。

 

・ノートPC

 テレワークで様々な業務に対応するPCはツールとして最も重要ですが、予算面でも大きなウエイトを占めるため場合により制限が生じます。我々は適切なPC選択のために例えば技術担当スタッフには一部性能をアップグレードする仕様を採用するなど工夫しました。

 

・パフォーマンス

 営業における「第一印象」の重要性がよく挙げられます。ビデオ会議もそれは同じでビデオ映像が相手にどのような印象を与えているかを確認する事はとても大切です。例えば自分の顔にどのような影が出ているかによって人の印象は大きく変わります。天井光だけで顔全体が暗くなっているのはテレワークでよく見られるケースです。これらはちょっとした工夫で改善できる場合が多くあります。

■最後に

 我々のテレワークは新型コロナウイルス発生と同時に始まりましたが、今後は業務の特性に合わせた検討・導入が次のステップとなります。
お客様のための理想的なサービスを求めて、我々のワークスタイルは常に柔軟であるべきと考えています。
例えば、高度な業務パフォーマンスを実現するための要件の多くが今はノートPCに求められていますが、スマートフォンでも十分実現できる時代がそう遠くない未来に来るかもしれません。